上田綺世の後継者だった男がアメリカで暴れている 衝撃のバイシクルショットなど、早くもMLS得点王候補へ

FCシンシナティでプレイするデンキー photo/Getty Images

セルクル・ブルージュでもゴールを量産していた

アメリカ・MLSも新シーズンがスタートし、第10節まで消化。イースタン・カンファレンスで首位に立つのは、MF久保裕也も所属するFCシンシナティだ。

イースタン・カンファレンスは昨年リオネル・メッシやルイス・スアレス擁するインテル・マイアミが圧倒的な強さを見せ、それをシンシナティやコロンバス・クルーが追いかける構図だった。それは今季も変わりそうにないが、ここまではシンシナティが7勝1分2敗とマイアミより良いスタートを切っている。

そのシンシナティで早くもエースの風格を漂わせるのは、今年1月にベルギーのセルクル・ブルージュから加わったトーゴ代表FWケビン・デンキーだ。

セルクル・ブルージュといえば、2022-23シーズンにFW上田綺世がプレイしていたクラブだ。上田はそのシーズンにベルギー1部リーグで22ゴールと大ブレイクし、その活躍からオランダのフェイエノールトへ引き抜かれた。

その上田に代わり、セルクル・ブルージュのエースになっていたのがデンキーだ。上田が退団した昨季はベルギー1部で27ゴールを記録して得点王のタイトルを獲得。今季もシーズン途中まではセルクル・ブルージュの選手として17試合で10ゴールと活躍を続けていた。

まだ24歳と若いこともあり、上田に続いて欧州の中でステップアップするかと思われたが、デンキーはMLS行きを選択。今年からシンシナティに活躍の場を移している。

MLSでも得点感覚は抜群で、27日に行われたカンザスシティ戦では2ゴールを記録。そのうちの1ゴールは衝撃のオーバーヘッドシュートとなっていて、これで早くもリーグ戦6点目だ。現時点でMLS得点ランク2位につけており、ベルギーに続いてMLSでの得点王獲得も現実的な目標となるか。同じイースタンではマイアミのライバルチームとなりそうで、デンキーの加入は大きなプラスとなっている。


記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.304 Jリーグ新時代

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:海外サッカー

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ