セリエAで首位陥落のインテルは“ガス欠”を起こしてしまったのか 勝負のバルサ戦を前に気になる選手たちの疲労

今節はローマに敗れたインテル photo/Getty Images

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怪我人の問題もあって選手層に不安

一時はセリエA連覇確実かと思われたが、インテルが思わぬ失速だ。前節のボローニャ戦に続き、今節もローマに0-1で敗北。2位ナポリが同日にトリノを2-0で撃破したため、順位が入れ替わることに。インテルは首位ナポリに3ポイント差をつけられてしまった。

『Football Italia』はインテルに『ガス欠』が起きたのではないかと選手たちの疲労を気にしている。思うように選手層を厚くできなかったことに加え、怪我人の問題もある。リーグ戦、コッパ・イタリア、チャンピオンズリーグ、スーペルコッパ・イタリアーナと複数コンペティションを戦ってきた選手たちにはかなりの疲労が溜まっているのだろう。

インテルは30日にバルセロナとのチャンピオンズリーグ準決勝1stレグを予定しており、今の調子のままバルセロナと戦えるのか不安は大きい。
同メディアは気になる問題点としてウイングバックの出来を挙げている。シモーネ・インザーギの3バックシステムでは、幅を取るウイングバックの攻撃力が極めて重要だ。左ではフェデリコ・ディマルコが1番手だが、ディマルコの調子も万全とは言えないか。

さらに右ウイングバックのデンゼル・ダンフリースがハムストリングを痛めており、ローマ戦で復帰を果たしたばかり。左右のウイングバックが万全でないことに加え、最前線ではマルクス・テュラムにも怪我の問題がある。これにより、今のインテルには縦への推進力が著しく欠けているというのが同メディアの見方だ。

また同メディアはディマルコの守備も不安視しており、バルセロナの右サイドにはラミン・ヤマルがいる。ディマルコとヤマルのマッチアップには不安があるか。

現時点で調子が良いのはバルセロナの方だが、インテルはこの終盤戦で粘れるだろうか。

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