オリオールズ菅野、ヤンキース戦5回無失点で3勝目 強力打線を毎回8奪三振、ジャッジもスプリットの餌食に

要所でスプリットが冴えた菅野 photo/Getty Images

ピンチを脱し吠える姿も

ボルティモア・オリオールズの菅野智之投手が、日本時間29日、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に先発し好投。5回5安打無失点、メジャーで自己最多、毎回8三振を奪い3勝目を挙げた。

初回、1死から注目されたアーロン・ジャッジとの対戦が初めて実現。しかしアメリカ代表の主将に就任したこの強打者には左前打を許し、続くコディ・ベリンジャーには四球といきなりピンチを背負ってしまう。2死とした後、ジャズ・チザム・ジュニアへは死球を与え満塁。さらにピンチを広げたが、続くアンソニー・ボルピーをスライダーで遊ゴロに仕留めてピンチを無失点で脱することに成功した。

そして菅野は2回からリズムに乗り、制球力を存分に発揮。まず先頭をスライダーで二ゴロに仕留め、続くジェイソン・ドミンゲスをスプリットで空振り三振、さらにオズワルド・ぺラサをスライダーで見逃し三振と三者凡退。3回も先頭のトレント・グリシャムをスプリットで空振り三振に仕留めた後、ジャッジとベリンジャーには連打を許し、一、三塁としたが、ポール・ゴールドシュミットとチザムをスプリットで連続三振に抑え、無失点で切り抜けた。菅野はこの危機も乗り越え、気合いのガッツポーズを見せる一幕もあった。

4回にもスプリットで一つ空振り三振を奪うなど失点を許さず、5回にはジャッジからもスプリットで空振り三振を奪うなど、5回まで毎回8奪三振。そのほとんどを切れ味抜群のスプリットで奪った。

菅野はこの回を投げ切って無失点で降板。チームはその後、強力打線のヤンキースに3点を取られるが、3回までに奪った4点のリードで逃げ切った。


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