[ハットトリックプロダクト 181]フェイスブック オキュラス クエスト2

 これまでも最新テクノロジーとして何度も話題になってきたVRだが、ついに本格的な普及の契機になりそうなデバイスが登場した。それがこの「OculusQuest 2」。パソコンと有線で繋ぐ必
要のないスタンドアローン型としては、同社において第3世代となる。

 なぜこれが本格的な普及の第一歩となるかといえば、ディスプレイの解像度が1832×1920ドットと「史上最高の解像度」と呼ばれるほど進化している点。さらに、従来機に比べてメモリも増量、CPUやGPUにおいては2倍の性能という満足度の高い仕上がりなのだ。それでいて、64GBモデルが3万7100円(税込)、256GBモデルが4万9200円(税込)と、手に届く範囲になっている点も大きい。

 これを購入するメインの層はゲーム好きということにはなるが、個人的にはVRに触れてこなかった人たちに提案したい。というのも、初体験であればYouTubeでも、科学館などが用意している映像でも、普通の映画でも、これまでとはまったく違う視界、没入感が得られるからである。つまり、これからコンテンツの進化はこっちに向かうんだなということが実感としてわかるのだ。また、より軽快なグラス型が待望されている意味も理解できるだろう。この出費はビジネスパーソンにとっての必要経費でもあるのだ。

 ということで、①高い機能を持ったスタンドアローン型のVRデバイスが ②リーズナブルな価格帯で購入でき ③未来を実感できる。そんなテック系ハットトリックプロダクトなのです。

『Oculus Quest 2』 
サイズ:W191.5×H102×D295.5mm(ストラップ展開時)。
重量:503g。本体、Touchコントローラ×2、電源アダプタ、
充電ケーブル、眼鏡スペーサー、単3乾電池×2を同梱。
¥37,100(64GB)、¥49,200(256GB)
問オキュラス https://www.oculus.com/quest-2/

文/富山英三郎

※電子マガジンtheWORLD250号 10月15日配信の記事より転載

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.299 フリック・バルサ徹底分析

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:ALL

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ